• 土曜日 , 20 4月 2019

1日に3食は本当に必要なのか?

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私たちは朝食、昼食、夕食という食事のリズムをなかば常識のように捉えていますが、1日に3食は必要なのでしょうか?厚生労働省のホームページでは、

『食べ過ぎや欠食などの乱れた食生活は、内臓脂肪をためる原因になります。これを防ぐためには、食生活の改善が欠かせません。バランスのとれた適切な量の食事を心掛けるとともに、食事をする時間や食べ方などにも注意し、1日3食規則正しく食べましょう。』と記されています。

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『欠食』という表現がされており、食事を食べ忘れることが、乱れた食生活の典型であるかのような表現です。

しかし、現在の実情で見ると、多くの生活習慣病やその予備軍であるメタボリックシンドロームは『食べ過ぎ』が主な原因だといっても良いのではないでしょうか?戦後間もない頃の食べ物を手に入れるにも苦労した時代から、現代のようにどこでも食べ物が手に入り多くの方がメタボで悩んでいる時代に変化する中で、現代の私たちが気をつけるべきポイントは『いかに大切な栄養を摂取するか』ではなく『いかに余分なものを排除できるか』の方が重要になってきているように思います。

それぞれの生活環境や個人差もあるので一概には言えませんが、今の日本の平均的な状況で言うなら、圧倒的に食べ過ぎの方が多いのではないでしょうか?

食べるとは、カロリーと栄養素の摂取なのか?

私たちは1日に必要なカロリーと栄養素を補給する為に食事をしている気になっています。実際「1日の必要摂取カロリー」なんて言葉もあるぐらいです。また、栄養素をとる為に食べているような意識も常識としてあるでしょう。

私たち人類に必要な栄養素は、昔は三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)が大切と言われ、その後ビタミンやミネラルが加わり、5大栄養素となり、食物繊維も大切なので六大栄養素となった後でも、酵素、補酵素、色んな抗酸化物質や栄養成分が「大切!」とどんどん追加されてゆきます。

それらが大切なのは事実でしょう。しかし、大切とされ現代ではサプリメントにもなっているようなビタミン、ミネラルをはじめ、毎年新たに話題にのぼる色んな栄養成分を昔の人はちゃんと摂取できていたのでしょうか?例えば、江戸時代の人や山奥で暮らす原住民はそれらの必要量しっかりと摂取してきたのでしょうか?

人体のポテンシャル

現代のように物流環境が良くなれば色んな野菜や色んなサプリメントも各地から取り寄せることが出来ますが、物流環境の良くない昔や大自然と共に山間部や孤立した地域で生きている方々がそれらを全て摂取できているとは思えません。

では、その人たちは病気がちなのでしょうか?もちろん、元気な人も健康な人も居るでしょうか、十分健康に人生を過ごされているのではないでしょうか?

例えば、パプアニューギニア原住民に対するオーメン氏の研究報告では、イモが主食でタンパク質の摂取が非常に貧弱な環境にあるこの原住民の逞しい筋肉の発達ぶりの原因を考察しています。この研究報告では腸内細菌の作用によるとありますが、私たちが考えている以上に人間の身体のポテンシャルは高く、調整能力も想像を絶するものがあります。

断食やファスティング

最近では、断食やファスティングが単なるダイエットの興味からだけでなく、本来私たちが持っている体の潜在能力のスイッチを入れることに注目されて広まっています。断食だけでなく、最近では「減食」(1日の食事回数を減らす)や「不食」という、まったく新しい概念すら生まれて来ています。

私たちの身体は、食事から摂らなくても必要なものは創りだせるのです。私たち人間は3食食べなければ体を壊すどころか、食べなくても生きていけるポテンシャルを持っているようです。

もちろん、急に「不食」などは無理でしょうが、体のポテンシャルを最大化でき、エネルギー(カロリーではない)の摂取が可能な身体になったなら、食品を食べなくても生きていけるライフスタイルが当たり前になる未来もやってくるのかもしれません。

東洋医学的に考える食事

食事は体を作るためのもっとも大事なエネルギー要素です。この「エネルギー」という言葉は非常に使い勝手の良い言葉でして、現代の東洋医学を語る上でしばしば見かけます。

東洋医学では

・親から受け継がれた元々持っているエネルギー・・・「先天の精」

・飲食物を中心に後天的に補充するエネルギー・・・「後天の精」

というような区別をします。この「後天の精」は基本飲食でしか補充できませんから、食べるものの質や量は非常に大事です。

以前も書いたかもしれませんが、食に関して東洋医学的な考えをする「食養」という分野では食べ物を「陰」と「陽」に分けて考えます。

結局、東洋医学は「バランス」の医学ですから「陰」と「陽」のバランスを保つところにポイントがあります。食物に関してどれが「陰」でどれが「陽」かという分類も今後できればと思います。

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2 Comments

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