• 日曜日 , 8 12月 2019

近年認知度が上がってきた、逆流性食道炎とは?

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逆流性食道炎という病気があります。

一時期テレビコマーシャルや病院のポスターなどで啓蒙活動が行われていたので、この病気の名前を知っている人も多いかもしれません。

逆流性食道炎は怖い病気ではありませんが、日常的に症状が続くため、気分が落ち込んだり食事量がへったり、仕事の能率が下がったりと生活に大きな影響があります。

逆流性食道炎は診断がつけば通常は内服薬で簡単に治療ができる病気です。西洋医学的な見方、東洋医学的な考え両方から見てみましょう。

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逆流性食道炎とは

食道は、食べものが喉から胃におりていくときに通る部分です。食べ物が食道を経て胃に入ると、ふつうは食べ物が逆流しないように胃の入り口の筋肉がきゅっと縮みます。そのため食後すぐに横になっても食べ物や胃酸が食道に戻ることはありません。しかし胃の入り口の閉まり具合が不十分であったり、入口の形が変形していると常に食べ物と一緒に胃酸が逆流して、食道の粘膜が荒れてしまいます。これが逆流性食道炎です。

こんな症状があるときには逆流性食道炎かもしれません

最も多い症状は胸やけです。しかし人によって表現が異なるため、胸が痛い、胃が痛いと表現する人もいます。また口の中まで胃酸が戻ってくると口の中が酸っぱい、もしくはにがいという方もいます。喉まで逆流した胃酸が原因で喉の痛みや咳が続く人もいます。

逆流性食道炎の診断

逆流性食道炎は症状である程度診断が可能ですが、確定診断のために、そして他の病気がないことを確認するために胃カメラや胃のバリウム検査が行われます。逆流性食道炎は程度が軽い場合、食道の表面の色が変化するだけの場合もあるため、できれば胃カメラの検査がお勧めです。胃カメラでは食道と胃の境目の部分の炎症の程度で逆流性食道炎の重症度を判定します。また胃の入り口の変形の有無や食道がんなど他の病気がないかを判定します。胃カメラを行っても異常のない逆流性食道炎も存在しますが、検査を行うことで他の病気がないことを確認することは重要です。

逆流性食道炎の治療

通常は胃酸を抑える内服薬で治療が行われます。また炎症がひどい人は粘膜保護剤と呼ばれる食道の表面に薄く膜をはる様な薬もあります。さらに胃の動きが不十分でいつまでも胃の中に食べ物がある様な人には胃の動きをよくする薬が追加されます。

同時に食事指導や生活習慣の指導も行われます。食事は食べ過ぎないことが大前提です。また、食事をして2時間は胃に食べ物がある時間のため横にならないようにします。もし座ったり起き上がったままでいることができない場合は、右向きに寝るようにします。これは胃の入り口が体の左側にあるためです。食事の内容は胃の中に長くとどまりやすい脂肪分や胃酸の分泌が増えるかんきつ類、げっぷを誘発しやすい炭酸飲料などを避けます。

逆流性食道炎が原因で発症するバレット食道がん

頻度はかなり低く、これまでの報告では高く見積もっても1%以下ですが、逆流性食道炎が原因で食道がんになることがあります。これは逆流を繰り返すことで食道の細胞に変化がおき、バレット食道と呼ばれる変化がおきます。さらにこの一部が将来的に食道がんになるのです。検査でバレット食道に変化したことがわかっている場合には定期的に胃カメラを行い、がんに変化していないか検査を行う必要があります。

東洋医学的に考える逆流性食道

東洋医学的に考えると通常流れているはずの方向とは「逆に行っている」わけですから不自然なわけです。

よく東洋医学では「気逆」などと言って「ゲップ」や「しゃっくり」は気の逆流が原因で起こるものとして有名であります。

五臓六腑では「脾」に何らかのトラブルが・・・。消化器系では西洋医学は「胃」をまず最初に考えることが多いですが、東洋医学では消化器官関係は「脾」を中心に考えることも多いです。

西洋医学的には「脾臓」は血液や免疫に関しての働きがメインですが、東洋医学では全く別の考えとなるところは面白い点でしょう。

経穴(ツボ)では「脾兪」(ひゆ)や「中脘」(ちゅうかん)、「足三里」などに優しい刺激を加えた方が良いと思います。

漢方薬では「安中散」(あんちゅうさん)というものがお薦めです。ドラッグストアや薬局で購入できます。

逆流性食道炎は程度が軽ければ食事や生活を気をつけるだけで改善します。しかし繰り返したり長く続くような症状があれば、病院を受診して検査を受け、投薬をお願いしましょう。早い方では内服薬を開始して翌日には症状が軽くなります。思い当たることがあれば、病院で相談しましょう。

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2 Comments

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