鍼灸師をしていますと専門用品を購入、仕入れをするのに多岐に渡って専門の「業者」さんとの取引が増えます。
もちろん私は学生時代から付き合いのある業者さんもいまして、今でも取引させて頂いております。
長く鍼や灸を使用しているとやはり自分の手になじむ物、なじまない物、やりやすい物、やりにくい物、様々ありますから、好みも出てきます。
こちらの記事を見ていただいてる方は学生さんから有資格者の先生、一般の方などいますが、今回はわからない方のために参考程度の鍼や灸の専門メーカーをご紹介します。
セイリン株式会社
画像版権:セイリン株式会社商品紹介より
言わずと知れた鍼灸師に抜群の人気を誇るディスポ鍼メーカーです。
鍼柄の部分にカラフルな色がついたポップな感じの物で私もまれに使います。
セイリンの鍼には独自に持った研磨技術を生かして痛みの少ない刺入を可能にします。
個人的には鍼柄の相性からか、それとも慣れなのかわかりませんが、かなり使いやすいです。
鍼管から鍼柄をカチッと外すあの感覚が何とも言えませんね(笑)
タフリーインターナショナル
画像版権:タフリー和鍼より
タフリーは神戸市にあるメーカーさんで展示会などでよくお見受けします。
私の出身学校にもよく足を運んで頂いて、タフリーの鍼で片手挿管の練習をしたものです。
もちろん鍼先にはこだわりを持っておられ、鍼灸師の方ならよく耳にする「松葉型」と言われる鍼先をさらに改良し、「麦央型」と呼ばれる鍼先の研磨に成功。
患者さんへの負担を極力無くすための努力をされています。
ユニコ
画像版権:ユニコディスポ鍼Proより
続いてユニコの鍼です。
鍼先は刺入時に患部の感覚を集めやすく、また切皮痛を軽くすることを第一に考え、松葉型に近いなだらかな曲線(30〜35度)を基準にしているそうです。
鍼体は鍼を動かす時の微妙なヒビキが指に正確に伝わりやすいように鍼柄と同じくすべてステンレスになっています。
また、灸頭鍼としても使用できるのが特徴です。
山正
画像版権:もぐさの山正 小分けもぐさより
創業120年を迎えた老舗中の老舗のもぐさの山正。
私は棒灸も使いますし、直接灸もしますのでもぐさの選定は特別に気合が入ります。
手のなじみ方、粗悪もぐさをうまく混ぜての温度調節など様々なテクニックが必要なのでいくつかの種類のもぐさを混ぜて使用するケースもあります。
もちろんその日の気温や湿度に関しても若干もぐさの質が変化しますが・・・。こちらでは3種類のもぐさを画像として掲載させて頂きました。
実は山正は鍼もありますよ!
伊藤超短波
画像版権:伊藤超短波より
こちらも歴史ある会社で来年には100年を迎える伊藤超短波。物療機器のメーカーさんです。
個人的にES-530という機械が好きです。
される方もする方も!筋肉に直接色々な刺激を与えることができますが、肩の筋肉などで片方だけするとしていない方が逆に重く感じるほどの治療効果です。
また皮膚の電気抵抗を調べ、直流電気鍼をすることの「ノイロメーター」を販売しています。
様々な鍼灸用品ありますが、ご自身に合ったものを発見できると良いですね。
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