• 月曜日 , 30 3月 2020

初めて患者に施術する時に気をつけること

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何事にも「初めて」はつきものです。初めての体験をし、失敗を繰り返して成長するものですが、鍼灸師や柔道整復師、カイロプラクティックの先生、整体師、セラピストなど施術家と呼ばれて活躍されている方でも初めてお金をもらって施術するという体験があったはずです。専門学校や大学、研修、勉強会では先輩や先生の監視の下、知り合いの人に施術したりよく知っている学生同士だけの中だったからあまり細かいところには気がつかなかったということがあるかもしれません。今回はプロ施術デビュー間もない方、もうすぐお金を頂いて施術する予定という方へ気をつけるべきポイントをお伝えしたいと思います。

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トークは大事

初めて施術デビューされる方で最初に気をつけるべきことは、「おしゃべり」の重要性を知ることだと思います。

私自身、あまり喋ることが得意な方ではなく、慣れるまでに非常に苦労しました。お客様、患者様は十人十色、本当に色々な方がいらっしゃいます。自分の得意分野のことは話せるけど、専門外だと全く話せずトーク終了して無言での施術が続く・・・。なんてことになれば患者様は、不安を抱くかもしれません。

やはり相手の体に触らせて頂く職業ですから信頼感が最も大事です。まずはトークで患者様の緊張を解きほぐし、信頼関係を築くことは必須だと頭に入れておくべきでしょう。もちろん話しかけられたくないという方もいますのでそこは様子を見ての対応となりますが、基本的には施術中にお話する機会は多いでしょう。

色んな情報を頭に入れてどんな話題にも対応できるように常にアンテナを張っておくべきですが、個人的に困った時にする話題は「患者様の出身地の話」、「患者様の趣味の話」、「その日のニュース」、「時事ネタ」などです。

どこでも共通してNGな話題は「スポーツチーム」のことと「宗教」のこと。この2つは特に贔屓にしている球団やチーム、信心している宗教など個人によって様々ありますからあまり触れずにスルーした方が良いです。

野球の話になり施術者本人が巨人ファンで患者様が阪神ファンだったということだけで患者様は嫌に感じ施術を受けに来なくなったという事例もあるほどデリケートな話題です。個人的に好きなスポーツチームがあったとしても公にする必要はないでしょう。そのような話題が出た場合、私はどっちつかずの状態で話すような形を意識しました。

タオルの扱い

施術初心者にとって意識すべきことのもうひとつは「タオルワーク」です。これは患者様の安心感を得るために非常に大事な物で、一歩間違えれば不信感を覚えられかねません。

鍼灸は特に肌を露出し施術することが多いです。男性の患者様ではあまり気を使わなくても良いことがあるかもしれませんが、女性は特に注意が必要です。私のように男性が女性への施術をする場合は細心の注意が必要でしょう。

しかし、肌の露出を極力抑えようとすることに集中して肝心の「術野」の確保ができなくては元も子もありません。しっかりとカーテンやパーテーションで周囲から見えないようになっていれば多少肌の露出があっても大丈夫でしょう。その時には必ず「声掛け」も必要です。「ここまでズボン下ろしますけどよろしいですか?」だったり「肌が見えてしまう部分がありますが、この部分の施術はしない方が良いですか?」などわからない時は患者様中心に聞いてみての判断が大事です。

冬などは肩の部分が出ていたり、足のつま先がタオルで覆われていなかったなどで不快に感じる方もいますし、その辺りの気遣いも考えなくてはなりません。

鍼灸もマッサージもカイロも何でも手技、療術的なものは「技術」、「テクニック」はもちろん必要ですので常に鍛錬しなければなりませんが、「トーク」だったり「タオルワークの気遣い」などは誰でもできることです。まずはテクニック、技術より先にこういったことに重きをおくことも良いことではないでしょうか。

結局人間性

「トーク」や「タオルワーク」が施術初心者には特に大事ですが、結局患者様が信者、ファンになってもらうには施術者の「人間性」が大事ではないでしょうか。

あまりにも一方的に施術の方針などを決めてしまうのではなく、患者様としっかりコミュニケーションを取って方針を決めたり、患者様の考えも尊重し、「謙虚」に対応することが患者様への信頼に繋がります。

初めてお金を頂いて患者様に施術をする時は本当に怖くて震えながらしたような人もいるでしょう。しかし誰でも一生懸命にやっていればそこまで悪く言う人は少なく、一生懸命さを買ってくれて多少のミスも許してくれる患者様が多いことも事実です。

私も新米鍼灸師だったころお灸のモグサを火のついた状態で倒してしまい、あわや大惨事ということがありましたが、その時の90歳のおばぁさまが「あなたはいつも一生懸命だから失敗を気にせず、やり続けなさい」と言って頂いたことを今でも忘れません。怖がっていて何もせず、行動しないことが一番良くないと私は考えます。行動あるのみ!!ご拝読ありがとうございました。

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