• 日曜日 , 9 8月 2020

東洋医学的に見る病気の原因

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みなさんこんにちは!東洋医学ワールドのKです。3月も後半に入ってきまして春の訪れを感じる季節になってきました。花粉症に悩まされている方、コートを着なくても外に出られるようになった方など様々いらっしゃると思いますが、体調管理には気を付けましょう!

今回は「東洋医学的に見る病気の原因」ということで、鍼灸師の先生や漢方医の先生がどのように患者さんの体を診ているのかに迫ります。これを知っていると自分が治療を受ける時に少し理解できる部分も出てくるかもしれませんので是非ご覧下さい!

内因・外因・不内外因

東洋医学はよく「バランスの医学」なんて言われますが、気や血、津液、五臓六腑のバランスがうまくとれなくなると病気になるということです。これらのバランスが崩れる原因を「内因、外因、不内外因」と3つに分けています。

  • 内因・・・体内にある「感情」(七情と呼ばれる)が臓腑を傷つけるという考え方
  • 外因・・・体外の「環境」、いわゆる「六気」というものが原因で「邪」と呼ばれる体に悪いものが体内に入ってくるという考え方
  • 不内外因・・・内因、外因とは別で「過剰な労働」、「暴飲暴食」などが病気になる原因という考え方

簡単に言うと、病気の原因が自分の感情が原因か、外部からの環境が原因か、どちらとも言い難いものが原因かという3つに分けられているということです。

内因・七情とは

東洋医学では人間の感情は7つあるとされています。怒、喜、思、悲、憂、恐、驚の7つです。誰でも怒ったり、喜んだり、悲しんだり、驚いたりという感情があるのは普通です。しかしそれが極端に大きかったり、長期間続いていたりすると病気の原因となります。それぞれの感情が決まった臓器に影響すると言われているのが下の項目になります。

  • 怒→肝を傷つける
  • 喜→心を傷つける
  • 思→脾(胃)を傷つける
  • 悲、憂→肺を傷つける
  • 恐、驚→腎を傷つける

というように専属があります。臨床経験上でも何となく当たっていることもあるので驚きです。心と体は繋がっているということは紛れもない事実であります。

外因・六気とは

外因は外部の環境が関係すると書きましたが、特に自然の気候はこれに当たります。その気候の変化を「六気」と呼びまして風・寒・暑・湿・燥・火という形で6つに分けられます。この6つが「邪気」として人間にとって悪影響を与えるものになるのです。

  • 風邪(ふうじゃ)→春に多く、体の上部に症状が現れやすい。ex.頭痛、喉痛、めまい等
  • 寒邪(かんじゃ)→冬or冷夏に多く、陽気を衰えさせる。ex.寒気、吐き気、下痢、手足の冷え等
  • 暑邪(しょじゃ)→夏真っ盛りに多く、汗がたくさん出て、水分が消耗し体力が奪われる。ex.多汗、息切れ、のどの渇き等
  • 湿邪(しつじゃ)→梅雨時期、夏場の湿気がある時に多く、濁ったり粘り気がある性質を持つ。ex.下痢、胸がつかえる、だるさ、重さ等
  • 燥邪(そうじゃ)→秋、冬の乾燥する時期に多く、肌、口などを乾燥させる。ex.喉の痛み、咳等
  • 火邪(かじゃ)→火邪は他の気との相乗作用でなることがあり、季節はあまり関係ない。ex.高熱、発赤、精神不安、不眠等

不内外因とは

内因と外因以外のものを「不内外因」と呼びます。例えば過度な労働や、性生活の過多、食べ過ぎ飲み過ぎによる不摂生などがそれに当たります。ある程度自分でバランスが取れたり、コントロールできるものが多いです。

大きく分けると「内因」、「外因」、「不内外因」の3つが病気の原因、体調が悪くなる原因として考えられます。皆さんが思い当たるものはありましたか?季節の変わり目で体調を崩しやすい時期ですので、お体ご自愛ください。

関連記事:「肝臓」と「肝」は違います! 鍼灸師が漢方薬を扱えない理由
版権: / 123RF 写真素材


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