• 土曜日 , 16 12月 2017

「肝臓」と「肝」は違います!

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みなさんこんにちは!東洋医学ワールドKです。私の住んでいる地域は本日は最高気温22℃と春の訪れがもうすぐそこに来ている感覚を覚えます。今回は「肝臓」と「肝」についての記事です。「臓」という字があるのと無いのとでは何が違うのかと思われる方も多いと思います。西洋医学的には「肝臓」、東洋医学的には「肝」となりますが概念そのものが違いますので、その違いなどをご覧下さい。

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西洋医学的に言うと「肝臓」

人間の体にある内臓のひとつに「肝臓」があります。人間の体の中で最大の臓器であることで有名です。体幹部分の右側後方に存在します。高い再生能力を持つことでも有名で4分の3程を切り取っても4~5ヶ月程度で元の大きさに戻るというから驚きです。主な肝臓の機能としては以下のものがあります。

  1. 糖、タンパク質、脂質の代謝
  2. 解毒作用(薬物、アルコール、有害物質の代謝)
  3. 胆汁の生成                       ・・・等

他にも血液の貯蔵庫としての働きですとか、生体防御に関わる働きをしたりするなど肝臓は大変重要な臓器なのであります。

東洋医学的には「肝」

もちろん西洋医学的な「肝臓」と同じものを指しますが、考え方や概念が違います。東洋医学的な臓器の考えは非常に独特ですので、全く別物と考えても良いのかもしれません。東洋医学的な「肝」の主な機能は以下のものになります。

  1. 「怒」の感情に関係する・・・肝が不健全ならばイライラしたり、おどおどしたりする。
  2. 血の貯蔵庫・・・体の血液量をその時に応じて調整する。
  3. 「気」をスムーズに流す働き。
  4. 肝は「筋」、「爪」、「目」、「涙」に影響する     ・・・等

このように精神的な働きや影響する部位などを中心に考えられています。

どちらからもアプローチしていくべき

個人的な治療方針としては西洋医学一辺倒、東洋医学一辺倒と偏り過ぎないようにした方が臨床結果が良いと感じています。もちろん西洋医学と東洋医学で刷り合わない場合があるのでその辺りは患者さんへの問診でできるだけ情報を引き出し、その人に合う治療選択をしたいものです。

山で例えるとAというルートから登山して登頂を目指すのと、Bというルートから登山して登頂を目指すような違いです。患者様の「病気」、「症状」を取り除くという「目的」は変わりません。

西洋医学を主にされている方も東洋医学をヒントに治療を考えることもあるでしょうし、東洋医学を主にされている方も西洋医学は知っておかなければなりません。

たくさんの引き出しがある先生に出会うことは患者様にとって安心しますよね。そんな施術家になれればと思っております。

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4 Comments

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