みなさんこんにちは!東洋医学ワールドのKです!今回は漢方についてお伝えします。漢方薬って何なの?普通の薬と何が違うの?などと思っている方にお送りする記事になります。なんとなく体に良さそう・・・。苦そう・・・。臭そう・・・。など人によっていろいろなイメージがあると思いますが、どんなものか検証してみましょう!
漢方薬とは生薬である
漢方薬というものは自然界に実在する天然の物質、いわゆる「生薬」の何種類かを一定の割合で配合した薬になります。簡単に言うと「植物の一部」や「動物の体の一部」などを使ったりします。
例えば「植物の一部」でいうと根っこや茎、葉、種などで、「動物の体の一部」でいうと角や臓器、皮などのことになります。
「植物の一部」は何となく知っている方も多いと思いますが、「動物の体の一部」はミミズを乾燥させて飲んだり、牛の胆嚢を使ったりと少しグロテスクなものもあります。
数種類ある剤形
漢方薬の形には数種類あります。一番メジャーなものは煎じ薬ですが、丸剤、散剤、塗り薬などの形も存在します。それぞれいメリット、デメリットがあるので一概にこれが良いということではありません。
- 煎じ薬・・・ガラス容器やほうろう鍋で煮出してお茶みたいに服用するもの。煮出す時間がかかったり、臭いがきつかったりという点が問題でしょう。
- 丸剤・・・生薬を粉末状にして丸めるタイプ。飲みやすく体の中でゆったりと溶けるので効果も穏やかで持続力もある。
- 散剤・・・生薬を細かくして粉のような状態にしたものです。白湯、水で服用します。
- 塗り薬・・・生薬の成分を抽出し、ワセリンだったりミツロウで固めたもの。
- エキス剤・・・生薬の成分を濃縮したもの。液体状、顆粒状、カプセル状、錠剤などに加工されたもの。
効き目だけの観点で見ると「煎じ薬」が一番効果的だと言われます。生薬の加減が上手くできるうえ、香りも効果があると言われているのでエキス剤より薬効が高いです。
関連記事:
東洋医学とは
版権: / 123RF 写真素材
鍼灸師が漢方薬を扱えない理由 | 東洋医学ワールド
[…] 漢方薬について 鍼灸とは […]
中国の古典について | 東洋医学ワールド
[…] 3月 14th, 2015 […]
阿片(アヘン)の原料、芥子(けし)は生薬としても使われる。 | 東洋医学ワールド
[…] ・漢方薬について […]